温泉で髪が傷んだ?
雪も積もり寒い日が続くこんな日は温かい温泉にでも浸かってゆっくりしたいですね。
そんな温泉がダメージの原因になる事があるってご存知でしょうか?
日本の温泉は圧倒的に「アルカリ泉」と言われるアルカリ性の温泉が多いらしいです。
お肌がツルツルになって気持ち良いアルカリ泉、実はこのアルカリ泉がダメージの原因になってしまうことが!
何度もいろいろな記事で書かせていただいてるので、いつもお読みになってくださってる方はご存知でしょうが、髪の毛はpH4.5~5.5の弱酸性で安定しています。
そして、髪の毛はpHの変化に左右されやすくダメージの大きな原因になるのです。
アルカリ泉はpH7.5~11くらいのアルカリ性の温泉で、これが髪につくと髪はアルカリ性に傾いてしまいます。
これがどういう事かといいますと、髪はアルカリ性に傾くと膨潤してキューティクルがひらきます。
この仕組みを利用してカラー剤やパーマ液はpH8~10位に設定されている物が多く、このpHが酸性からアルカリ性に移動する事がカラーやパーマのダメージの原因の一つと言われています。
もうお判りいただけたと思いますが、キューティクルが開くと毛髪内部の栄養分が流出してしまい髪はダメージしてしまうのです。
更にキューティクルが開くということは、ダメージだけではなくカラーの染料も流出してしまうので色落ちの原因になりますし、パーマのカールが垂れてしまう原因にもなります。
せっかくカラーしたのに温泉に髪の毛浸してしまって色落ち&傷んでしまった、、、とならないよう、くれぐれも髪だけは濡らさないように注意してくださいね。
では、酸性泉は大丈夫なのか?
実はpH4.5以下の酸性の場合でも実は同じように髪は膨潤してキューティクルがひらいてしまい、ヘアマニュキア等はこの酸性側の膨潤を利用して髪に色をつけているのです。
ですので、pH4.5以下の酸性泉にも髪の毛は浸さないでください。
このように温泉に髪の毛を浸してしまうとpHの変動が起きてダメージやカラーやパーマの持ちが悪くなってしまいます。
pH4.5~5.5の酸性泉なら問題はないのですが、温泉に入るときいちいちpHなんて調べませんよね?笑
なので、温泉に入るときは基本的に髪の毛はまとめてお湯に浸けない!これが一番だと思います。
寒い冬は髪をまとめて温泉を満喫しましょう。