カラーがしみたりかぶれたりする原因と対策
【ジアミン】
ジアミンはカラー剤に入ってる色味の成分です。
このジアミンは刺激を感じる原因となったりアレルギー性物質でもあります。
ジアミンに対してアレルギー体質の方がカラーをすると強いかぶれや痒みが起き、皮膚から汁が出るくらい荒れてしまう方がいます。
カラー直後に症状が出る場合もあれば翌日以降に出る場合もあります。
また、顔が腫れたり息苦しさを感じる方もいます。
このような症状が出ましたら、まずはパッチテスト等のアレルギー検査をおすすめします。
ジアミンに対してアレルギーがある方はノンジアミンカラーを使用してカラー行っております。
中にはノンジアミンカラーも合わない方もごく少数いらっしゃるので、そのような場合はヘアマニキュアかヘナになります。(ヘナも植物アレルギーの方は要注意)
【過酸化水素】
以前も他のブログで記載した事がございますが、接触性皮膚炎の原因となるのはこの過酸化水素が原因の場合が多いです。
カラーリング最中にヒリヒリ感じたりします。
火傷に近い状態なのでカラー後フケが出たり、数日間痒みが続く事があります。
対策としては頭皮の保護バリアが乱れてたり荒れてる場合に接触性皮膚炎が起きる可能性が高いので、頭皮の水分バランスを整える為に保湿剤を塗布し、その上から擬似保護バリアを形成する為にスキャルプオイルを塗布、その上からカラー剤を塗布します。
【アルカリ】
カラー剤に含まれてるアルカリによる刺激を感じる場合がございます。
明るめのカラー剤や白髪染めのカラー剤は高アルカリの傾向があるのでしみやすいです。
アルカリは時間と共に少しずつ揮発していくので、カラー剤塗布直後が1番しみて、時間と共に落ち着く傾向があります。
対策としては、過酸化水素と同じく保湿剤とスキャルプオイルで頭皮のプロテクト力を高めてからカラー剤を塗布する事です。
【その他】
しみたりかぶれる原因は多くの場合、上記の3つの事が多いですが、他にもカラー剤に含まれている香料や界面活性剤等の成分が原因ということもあります。
現代のカラー剤は昔のカラー剤に比べて刺激的な臭いを感じないと思います
それは刺激臭の原因となるアルカリを香料がマスキングして閉じ込めてるから臭いを感じないのですが、そのマスキングの成分がお肌に合わない場合があったり、マスキングされる事によってアルカリが揮発しないでいつまでもアルカリの刺激を感じてしまう事があります。
対策としてはカラー剤の浸透性を高めるトリートメントオイルをカラー剤に添加して、浸透性を高める事によってマスキング効果を弱めて刺激を抑える事ができます。
また、カラー剤のベースはトリートメントと同じ界面活性剤で出来てます。
トリートメントも頭皮につけると刺激を感じたり痒みを感じる事があります。
同じような事がカラー剤でも起きる事があります。
対策としてはカラー後に念入りに濯ぎやシャンプーを行う、それでも不安な方は地肌に直接カラー剤がつかないようにカラー剤を塗布する(ゼロテク)という方法がございます。
その他にも、実はカラー剤には原因がなく使用してるシャンプーやトリートメントが原因という事もございます。
原因を特定のするのがなかなか難しい場合もございますが、なるべくお客様が安心してヘアカラーを楽しんでいただけるように、151eは努力を惜しみません。
些細な不安でも結構ですので、不安な事はご相談ください。
お客様にとってベストな選択と安心をご提供させていただければ幸いです。
本日と最後まで読んでいただきありがとうございました。