市販のシャンプーで良いものはありますか?

 

「市販のシャンプーで良い物はありますか?」

美容師という仕事をしているとよく聞かれる質問です。

残念ながらほとんどありません。

今日はシビアな話をさせていただきます。

世間ではシリコンが悪いからノンシリコンが良い、オーガニックが良いなどいろんな情報が飛び交ってますが、シャンプーの良し悪しの判断はそこではありません。

今晩お風呂に入るときに使ってるシャンプーの裏面を見てみて下さい。

成分表示が載っていて基本的に1番最初に「水」その次に「洗浄剤(界面活性剤)」が表記されています。

シャンプーの中身の8割程は水と洗浄剤で構成されています。

水の次にラウレス硫酸Na(もしくはラウリル硫酸~、パレス硫酸~など)と表記されていませんか?

表記されていたら残念ながら良いシャンプーとは言えません。

~硫酸~という名前から想像つくと思いますが、非常に刺激性が強く洗浄力が高い洗浄剤です。

わかりやすく例えると、台所洗剤で頭を洗うのと同じこと、~硫酸~と名のつく洗浄剤は洗剤にも使われる洗浄剤なのです。

台所洗剤で頭皮や髪の毛を洗って頭皮が健やかになると思えますか?
髪の毛がしっとりツヤツヤサラサラになると思えますか?

思えませんよね…

これらのシャンプーを使って髪や頭皮に良い影響を与える事はないと言う事だけは断言できます。

刺激性が強く洗浄力が高い洗浄剤を使うとどうなるか、簡潔に言うと「乾燥」します。

以前書いた「28歳を過ぎたら頭皮のエイジングケアを」を読んでくれた方なら想像つくと思いますが、乾いた土の畑に作物が育たないように乾いた頭皮に健康な髪の毛は育ちません。

頭皮の老化はコラーゲン量が減少から始まります。

コラーゲン量の減少=頭皮の水分量の減少=乾燥です。

また肌への刺激も強いので、デリケートな肌の方なら炎症を起こしたりする可能性もあります。

もちろん髪の毛も乾燥します。

洗浄力が強い物なのに使っててもそんな感じはしないけどなぁ?と思ってる方が多いと思いますが、これらのシャンプーには使用感を良くする成分がたっぷり入ってます。

本当は髪の毛がバサバサに乾燥してるのに手触りがよく使用感も良くしてるから「気づけない」んですよね。

なぜ市販のシャンプーはこんな悪い洗浄剤を使っているのか?

答えは「コストがかからないから」です。

大体の市販のシャンプーは有名なモデルや女優を起用してテレビや雑誌に広告を出していますが、それには莫大なお金がかかります。

それなのにスーパーやドラックストアで数百円の安値で売っててもしっかり利益が出るようになってます。

という事は、シャンプーの原料にほとんどお金がかかっていないって事なんですよね。

そんなシャンプーで髪が補修されるわけないし、頭皮の状態が良くなるわけない、むしろ悪影響を与えるものもあります。

大手のメーカーは消費者の髪や頭皮がどうなろうとどうでもよくて、売れればそれで良いのか?と僕は思ってしまいます。

言い過ぎに思えるかもしれませんが、僕達プロの目から見ると怖ろしいシャンプーがあまりにも多すぎるので今日は辛口で書こうと思いました。

確かに市販の物に比べて美容室のシャンプーは高値です。

しかし高いのには理由があって、きちんと良質の洗浄剤を使っています。

テレビや雑誌に広告を出しているわけではないので、ちゃんとシャンプーの中身そのものにお金をかけています。

ただ美容室のシャンプーは個性が強いので、ご自分の髪質や頭皮に合わない物を使うと良さを実感できません。

髪質や頭皮の状態は千差万別、それぞれに合った物を選ぶにはやはりプロの目からのアドバイスが必要だと思います。

昨今はネットで安く買えたりもしますが、みんなが良いと言った物がご自分に合うとは限らないし、髪質や頭皮の状態は日々変化します。

その都度ベストな物を選択するのが1番良いと思うので151eでは様々な種類のシャンプーをご用意して、お客様ごと個別のご提案をさせていただきます。

いろいろなケア用品がありますが、毎日使うシャンプーが1番大事で基本となるものです。

なかなかご自分で合うシャンプーを見つけるのは難しいと思いますが、ご自分に合うシャンプーを使うと頭皮の状態も髪の扱いやすさも見違えるように変わります。

興味がある方は気軽にお問い合わせください(^^)

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