脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎は皮脂の分泌が多い頭皮に発症する事が多い皮膚疾患です。

マラセチア菌という皮膚を守る為に人の皮膚に住む常在菌が様々な要因で異常繁殖し皮膚の炎症を起こしてしまう遊離脂肪酸を作り出す事で発症してしまいます。

脂漏性皮膚炎の原因はストレス、疲労、食生活の乱れ、気候や環境、薬、遺伝的体質により体内機能のバランスが崩れ、皮脂の分泌が増えマラセチア菌が異常繁殖してしまう事が要因と言われています。

皮膚が赤く炎症を起こし荒れたりかさついたり痒みが出たりと、症状が他の皮膚炎と似ているので放っておいている方も多いようですが、脂漏性皮膚炎の原因はマラセチア菌(カビの一種)の異常繁殖なので適切な治療をしないと慢性化し再発したり、悪化する事により脱毛症に繋がったりするので早めに適切な対策を取る事が大切です。

1番は皮膚科への受診をお勧めします。

マラセチア菌を抑える抗真菌薬が処方されますので、これである程度症状は改善されると思います。

しかし、症状が改善してもこの場合は薬で原因を押さえ込んでいるだけなので本当に症状を改善したり予防するには日々の生活の中でマラセチア菌が異常繁殖しないようなセルフケアを心がけなければなりません。

ストレスや過労に注意し、脂っこい食事を減らし皮膚のバランスを整えるビタミンB群を多く摂り睡眠をしっかりとり体の内側から皮膚の抵抗力を高める事が大切です。

そして頭皮の状態に合った適切なシャンプーを使い正しい方法でシャンプーし、頭皮の清潔を心がけて下さい。(詳しくは『正しいシャンプーの方法』をご覧ください)

また、暖かい季節は紫外線により皮膚が乾燥し皮脂分泌が活発になり、秋冬は空気が乾燥する事により皮脂分泌が活発になる事により脂漏性皮膚炎の原因に繋がってしまいますので、UVケア、保湿等、季節に応じた対策を行いましょう。

【脂漏性皮膚炎チェック】

・シャンプーした後もフケが多い
・頭が痒い状態が長く続いている
・フケの量が気になる
・抜け毛が普段よりも多い
・頭皮が赤い
・頭皮のベタつきや油っぽさが気になる
・頭皮がヒリヒリ痛い

3つ以上当てはまる方は注意が必要なので気になる方は一度医療機関を受診する事をお勧めします。

脂漏性皮膚炎等の皮膚トラブルが起こっている状態でカラーリングやパーマを行うと症状が悪化して脱毛症に繋がる場合もありますので、安易に考えず、まずは治療を第一に考えて下さい。

ヘアスタイルの乱れが気になる、根元の黒い髪や白髪が気になる気持ちはとてもよくわかります。

しかし、そこを我慢出来ずに頭皮に無理をかけてしまうと髪の毛自体が無くなってしまったり、薬剤に対するアレルギーを発症してしまい一生カラーリング等が出来なくなってしまう可能性があります。

その方が長い目で見ると絶対辛いです。
皮膚疾患がある場合はまずは症状の改善を最優先して下さい。

そして、151eでは頭皮の状態によってはパーマ、カラーリング等の薬剤を使う技術をお断りする事もありますが、お客様の頭皮と髪の毛の健康を第一に考えての判断ですので、ご了承下さい。

頭皮の状態で気になる事、どのようなセルフケアが必要なのか等、気になる事がありましたらお気軽にご相談ください。

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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